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キーワードは「パッション」!スタッフ全員で病院をより良くするための活動を続けています。

2008年~  公益財団法人日産厚生会 玉川病院

事業概要

「最善の医療をめざし社会的貢献を果たす」を病院理念に掲げる、地域密着型の病院。

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インタビュー

貴院では2008年からLLax seed / LLax WLQ-Jを導入いただいていますが、どのようなきっかけだったのでしょうか?

最初のきっかけは、看護師の離職対策でした。家庭の事情でやむなく退職する看護師もいましたが、人間関係を理由に退職する看護師も少なくありませんでした。採用面接でも、「人間関係や病院の雰囲気を重視します」という話す人が多く、ストレスが少ない組織づくりの重要性を感じていました。

みんなが『心を病むことなく、自分らしく仕事をしたい。』と思っているならば、職場任せの改善ではなく、組織としての取り組みができないかと考えていたところ、当時の看護部長が、井田先生(*1)の本に「ストレスとパフォーマンス(生産性)には関係がある」と書かれていたのを読んで、「この考え方は絶対に入れるべきだ」となり、SOMPOリスケアマネジメント(以下、SRC社)とのお付き合いが始まりました。

導入当初は看護部を中心に活動していましたが、途中からコメディカルスタッフ(*2)にも対象を拡大し、義務化をきっかけに医師も対象となり、今では病院全体での取り組みとなっています。

(*1)当社研究員

(*2)医師・看護師以外の医療従事スタッフ

職場改善活動の具体的な取り組みと、工夫している点があれば教えてください。

当院では年2回のストレスチェックと生産性の評価を行っています。併せて、集団分析結果の管理職へのフィードバックを年2回、職場改善ワークショップを年1回実施しています。ワークショップは、今年から管理職を入れずにスタッフのみの参加に変更し、ボトムアップの活動に近づけました。

実効性をもたせるために、「全員が何かの担当を持つよう、小集団で取り組む」「目標を数値で設定し、定量目標として取り組む」などの工夫をしています。活動進捗を確認する機会を設けて、活動が形骸化しないようにしているのもポイントです。結果のフィードバックについては、「管理職に結果を伝えて終わり」ではなく、管理職の話をしっかりと聴き、「これからどうしていけばいいのか」を一緒に考える場にするよう意識しています。

業務改善が進まない部署には、当院内の「メンタルケア・ハラスメント委員会」から管理職へ伝え直すなど、他組織と協働して改善活動を立て直すこともあります。管理職が結果をどうとらえるか、そしてメンバーが考えた改善プランをどう吸い上げて実現にもっていけるかが、活動においては非常に重要です。

長く取り組んでいると、どうしてもマンネリ化してくるので、少しずつ変化をつけながら、各職場がPDCAを回していけるように工夫しています。

実際に取り組んでいただいた感想はいかがですか?

ワークショップの実施によって、普段接しない部門の話を聴くことができ、相互理解が深まってきているように感じます。他部門の取り組みや成功事例の発表から刺激を受けて、発言が増えたり発表内容に変化が出てきているのも、効果の1つかもしれません。改善活動のアクションプランや目標に数値を盛り込むことで、活動成果が見えやすくなりましたし、取り組みのモチベーションになっています。

モチベーションを保ったまま活動することで、活動範囲を看護部からコメディカルへの拡大ができ、今では医師も関心を持って取り組んでくれています。当院で従来から行っていたTQM活動(*3)がうまく進むきっかけにもなっていると感じます。

活動当初、医師は対象ではありませんでしたが、「看護部が何かやってるな」「診療部(医師)もやらなくていいのかな?」と関心は持っていました。今回、初めて診療部(医師)の集団分析結果を見ましたが、想定以上に良好で興味深い結果でした。医師の受検率はまだ半分程度ですし、常勤・非常勤で感じるストレスも異なると思うので、今後何度か繰り返していく中で傾向をつかめればと思っています。

(*3)Total Quality Managementの略。TQM活動とは、事業活動における「品質」の向上に向け、全体として行う活動を指す。同院では2008年9月から継続実施されていて、ストレスチェックと連動させるなど独自の活動を行われている。

今後検討されている取り組みと、当社への期待を教えてください。

医師やコメディカルスタッフについては、まずはストレスチェックの受検~改善活動の流れを根付かせていきたいですね。当院では、「メンタルケア・ハラスメント委員会」という医師も含めた委員会を、2015年度に立ち上げました。病院をよりよい方向に変えていくためには、医師やコメディカルスタッフも一緒に、全員がきちんと関わっていくことが重要なので、今後しっかり取り組んでいきたいです。また、改善活動をよりよいものにしていくためにも、全業界との比較だけではなく、医療業界の中で当院の結果はどのような位置づけなのか、医療業界に絞ったデータ分析とそれに基づいた提案をSRC社には期待しています。

これからの課題は「メンタルヘルス不調が起きた際、どこまで組織が介入するか」という点です。個人の内面に関わる問題ということもあり、最適解を模索している状況なので、これからSRC社と一緒に取り組んでいけたらといいですね。

職場改善は「他人事」ではなく「自分事」なんだと、スタッフ全員が自覚をもって、よりよい病院作りを目指していきたいです。

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